2018.08.11

【新刊】 「クリムゾン・リバー」著者による衝撃作『通過者』8月11日刊行!!

「フランスのスティーブン・キング」と評されるグランジェによる長編サスペンス

『通過者』8月11日刊行!!

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ジャン=クリストフ・グランジェ(著)/吉田恒雄(訳)/本体:2,800(税別)/709ページ


≪あらすじ≫
濃霧に沈むボルドー、深夜の駅で完全な記憶喪失と偽の人格を作り出す精神障害―遁走性フーグ症―のある男が救助され、
精神科医マティアスのもとへ連れられてきた。

同時刻、駅の外れで牛の頭をかぶせられた全裸死体が発見され、若い女警部アナイスが現場へ急行する。
マティアスとアナイスの抱えたものは、捻じれながら絡み合っていく。

マティアスは、患者の正体を探ろうとするうちに、自らもまた遁走性フーグを発症して記憶喪失と
人格遷移を繰り返してきたことに気付かされる。そして、自分こそが殺人犯なのではないか、と疑いを抱く。

孤独な四十代の精神科医が、その原因である多重人格性を受け入れ、
遁走する自分を追いながら過去を切り開き、真犯人を探しだそうとする。

女警部アナイスは、次々に発見される死体を手掛かりに、事件の真相を追い求め、
同時にマティアスを追い求める。

マティアスは犯人ではないとの根拠のない確信と、制御不能な渇望に駆り立てられたアナイスは、
深刻な神経症を再発し、動き続けるために迷いなく覚せい剤を打つ。

アナイスは捜査の正道を踏み外し、やがて自らも犯罪者の側へと落ちてゆく。

霧のボルドーからマルセイユのホームレス世界へ、ニース郊外の特殊施設を経てパリの現代アートシーンへと、
予想できない鋭角さで展開してゆく物語を、孤独な二人マティアスとアナイスのもどかしい愛が走る。

≪著者紹介≫ ジャン=クリストフ・グランジェ
パリ在住。独立系ジャーナリストとして、国内外の多数のメディアと共同して活躍した。
小説家にして脚本家、漫画原作家でもある。
▼ ジャン=クリストフ・グランジェ氏 来日!▼
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写真:2018年7月20日開催のイベント会場にて
-アンスティチュ・フランセ東京メディアテ-ク(飯田橋)-

≪ジャン=クリストフ・グランジェ 作品リスト≫
Le Vol de cigognes (1994)「コウノトリの道」(東京創元社刊)
Les Rivières pourpres (1998)「クリムゾン・リバー」(東京創元社刊・映画化作品)
Le Concile de pierre (2000)
L’Empire des loups (2003) 「狼の帝国」(東京創元社刊・映画化作品)
La Ligne noire (2004)
Le Serment de limbes (2007)
Miserere (2008)
La Forêt des Mânes (2009)
Le Passager (2011) (本書)
Kaïken (2012)
Lontano (2015)
Congo requiem (2016)

≪訳者プロフィール≫ 吉田恒雄

1970年以降、パリ在住。会社勤めを経て翻訳家に。
訳書には『ゾルゲ 破滅のフーガ』(岩波書店)、『タルタロスの審問官』、
『ニコラ警視の事件』シリーズ(ランダムハウス講談社)、
『死のドレスを花婿に』(柏書房)、『ナチ強制収容所における拘禁制度』(白水社)などがある。

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